今日は、シリコンバレーと機械学習の影の部分の2つに関して、少し話そうかとおもいます。
シリコンバレーでは、実はホームレスが多いのです。
起業家やスタートアップの企業が多くが小さな地域に密集して集まることによって、
年々地価が上昇しているのです。
賃貸で住宅を貸し出している大家さんは、お金持ちの起業家で住みたい人が多いとなったら、
現居住者の了承を得ずに地価を上げることが出来るので、
家賃を値上げして払えないなら出ていって!ということだそうです。
日本では、家賃を上げる場合は、居住者の承認がなくてはならないのですが、
シリコンバレーではそういった制度がありません。
そのため、追い出されてしまった居住者や、
家賃が高すぎて住むことが出来ない人は
ルート22と呼ばれる24時間巡廻バスで運賃を払って夜を過ごすそうです。
シリコンバレーでは、日本ほど治安が良くないので外で寝ていると、
身ぐるみを剥がされたり、暴行事件だったりが多いのです。
次に、人工知能での影の部分を説明します。
ちなみに、ホームレスの話とはまったく関連がありません(・_・;)
人工知能では、機械学習を進めている段階で「差別問題」が出てきたのです。
マイクロソフトの機械学習AI「Tay」が、Twitterの自動会話botで、
差別的発言をしてしまい、自主的に閉鎖してしまいました。
また、他にも自動運転で判断の問題があります。
事故が起こらないように、自動運転化されるのが本来の目的なのですが、
どうしても事故を防げない場面が出てきます。その時に、2つの問題が生じるのです。
一つは、事故を起こしたときの責任の所在です。
もう一つは、事故が発生した時に、命に優先順位を付けなければいけないという問題です。
例えば、道路で前のトラックが急停止をした場合、
そのまま突っ込めば車の所有者の命が危ないので、
急停止してもぶつかるのが避けられない場合、左右に避けるしかありません。
そのときに、もし右に子連れの親子がいて、左に老夫婦がいた場合、どうすればよいでしょうか?
まだ、若くて将来があるから、子どもを助けるべきでしょうか?
それとも、車の所有者がどっちにも避けずに犠牲になるべきでしょうか?
エンジニアは、自動運転に学習させる際に、誰を優先的に助けると学ばせるべきでしょうか?
自動運転の自動車の購入者がどの判断をする人工知能を搭載すべきでしょうか?
倫理的問題の解決のためには、法整備も欠かせないようですね
今日は、以上です。
では、また!